お知らせ

大好きだったあの味をもう一度。いとあが「オクリメシ」に込める思い

  • 2026.09.01

オクリメシの説明

「お父さん、これ好きだったよね」
「最期に、もう一度食べさせてあげたいね」

そんなご家族の想いをかたちにするのが、いとあの「オクリメシ」。

オクリメシは、故人様の好物や思い出の味をご家族にご準備いただき、いとあがご用意する専用のお弁当箱に詰めて、お棺へ納めていただくサービスです。

「何が好きだったかな?」
「だし巻き卵が好きで、よく食べていたよね」

ご家族が相談しながら「あの味」を思い浮かべて、用意する。その時間が、故人様との最期の思い出になればと考えて、日々ご案内しています。

一つのお弁当から見えてくる、ご家族の想い

これまでのオクリメシのなかには、スタッフの印象に強く残っているものがあります。

例えば、ある故人様には生前お気に入りのお蕎麦屋さんがあり、ご家族はお葬式までの時間を使ってそのお店へ足を運び、お蕎麦を持ち帰って、オクリメシとして用意しました。

その話を聞いたスタッフが感じたのは、故人様に対するご家族の想いの強さです。

「最期に好きだったものを食べさせてあげたい」

そのために、わざわざお店まで足を運ぶ。

出来上がったお弁当だけを見ていたら、そこまでの背景は分からないかもしれません。しかし、ご家族と話し、その料理が選ばれた理由を知ることで、どんなふうに家族から愛されていたのかが見えてくることがあります。

オクリメシは、スタッフにとっても、故人様とご家族の物語に触れる機会になっています。

「自分だったら何を作るだろう」と考えてみる

オクリメシの画像

あるスタッフは、「自分の家族には何を作ってあげたいだろう?」と考えたことがあるそうです。

その時浮かんだのは、父親の大好物の「チキチキボーン」と、「塩コショウだけで味付けした、しょっぱい卵焼き」でした。

特に卵焼きは、普段あまり話さない、寡黙な父親が作り方を教えてくれたことが印象に残っているうえに、スタッフもその作り方を受け継いでいるんだとか。

このエピソードからもわかるように、食べ物の記憶は、その人と過ごした日常の記憶でもあります。

好きだった料理を思い浮かべると、一緒に食卓を囲んだことや、何気なく交わした会話までよみがえってくる。

オクリメシをご案内するスタッフもまた、自分自身の家族との思い出を重ねながら、この取り組みの意味を感じています。

新しいサービスを育てる喜び

オクリメシは、もともと他地域の葬儀社で行われていた取り組みです。

いとあのスタッフが視察にうかがった際にこの取り組みを知り、ご家族が故人様のために食事を用意するという考え方に共感。「ぜひ、いとあでも取り入れたい」と、先方の許可をいただいてスタートしました。

いとあではまだ始まってから日が浅い取り組みだからこそ、「取り入れて終わり」ではなく、自分たちなりによりよいサービスへ育てていきたいと考えています。

どんなふうにご案内すれば、ご家族にオクリメシの意味が伝わるのか。どうすればもっと満足していただけるのか。

提供の仕方や話し方も含めて、改善できるところがたくさんあると考えています。

実際にご家族と接するなかで気づいたことを次に生かし、より良いものへと変えていく。

始めたばかりのサービスだからこそ、現場で働くスタッフ自身が考え、試しながら育てていける余地があります。

決められたものをただ提供するのではなく、「もっと喜んでいただくために、何ができるだろう」と考え続けることも、いとあで働く面白さの一つです。

オクリメシで家族の時間をもっと豊かに

オクリメシの画像

オクリメシに入るものは、ご家族によってさまざまです。

いつも食べていたもの、わざわざ買いに行くほど好きだったもの、家族だからこそ知っているあの味。

「何が好きだったかな」と考える時間も、「これを食べてね」と故人様を想いながら用意する時間も、ご家族の大切な時間になります。

そんなオクリメシの魅力を、もっと多くのご家族に知っていただきたい。そして、大切な人との最期の時間をより良いものにするために、私たちに何ができるのかを考え続けたい。

始まったばかりのオクリメシを、これからもっと良いサービスへ。ご家族との時間を大切にしながら、スタッフみんなで育てていきたいと考えています。

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